目的によって変わる成功率

握手する人

求めるシナジー効果

企業の戦略方針として企業買収が注目されています。そのシナジー効果は売上拡大を主に狙ったものが中心でしたが最近では、コスト削減シナジー効果やリスク分散効果を目論んで企業買収するケースが多くなっています。一般的に売上拡大のシナジーは、事業を大きくするという目的で企業買収を行いますが、その成功率は50パーセント程度といわれています。投資金額を回収することができずに終了してしまうことも珍しくありません。売却する側も高い値段で売ることを望んでいますので、どうしても高値で購入してしまうケースが多いためです。しかしコスト削減効果やリスク分散効果を狙う場合には、ほぼ100パーセントの成功率になっています。このような新しい目的での企業買収は、年々増加しています。企業の業績などだけにとらわれないため、企業の価値を別次元でアピールすることができるメリットも持っているのです。コスト削減は仕入れのコスト削減、や物流コストを削減することになります。間接部門のコストを一元化することなどによっても同様の効果を得ることができるようになります。複数の事業を抱えるということは、どこかが低迷に入ったとしても、それを補うことが可能だということです。複数の柱を企業の中核とすることで、リスクを分散して安定した事業基盤を維持することができるというメリットがあります。このような戦略を用いることは新しいビジネス方針として注目を集めているため、今日、企業買収が積極的に行われているのです。